成果が思うように出ないとき、最も手っ取り早い解決策に見えるのが「代理店を変える」ことです。しかし、原因を見誤ったまま乗り換えると、新しい代理店でも同じ状況が繰り返されることがあります。この記事では、代理店を変えるべきかどうかを判断するための視点と、実際に変えるべき3つのサインを紹介します。
この記事のポイント
- ①自社の関わり方を見直しても、状況が変わらない
- ②提案の理由が、何度確認しても説明されない
- ③担当者を変えてもらっても、同じ問題が繰り返される
「代理店を変えるべきか」を考える前に
代理店を変える前に、まず確認しておきたいのは、成果が出ない原因が本当に代理店側にあるのかどうかです。広告代理店に任せても成果が出ない、本当の理由で紹介しているとおり、原因は代理店側だけでなく、目的の曖昧さや情報共有の不足など、自社側にあるケースも少なくありません。
自社側の関わり方に心当たりがある場合は、代理店の提案、鵜呑みにしていませんか?危険なサインチェックリストで、まず自社の関わり方から振り返ってみてください。そのうえで、それでも状況が変わらない場合に、初めて代理店側の問題として乗り換えを検討する段階に入ります。
変えるべきタイミングを示す3つのサイン
自社側の関わり方を見直したうえで、以下の3つに当てはまる場合は、乗り換えを検討する段階といえます。
①自社の関わり方を見直しても、状況が変わらない
提案の理由を尋ねる、やらない場合のリスクを確認するなど、自社側の関わり方を変えてもなお、レポートの質や提案の内容に変化が見られない場合は、代理店側の要因が大きい可能性があります。
②提案の理由が、何度確認しても説明されない
「なぜこの施策なのか」を繰り返し尋ねても、具体的な根拠が示されず、一般論やテンプレートのような回答しか返ってこない場合は、自社の状況を踏まえた提案ができていない可能性があります。
③担当者を変えてもらっても、同じ問題が繰り返される
対応の質に問題がある場合、まずは担当者の変更を依頼するのが現実的な第一歩です。それでも同じような対応が続く場合は、担当者個人ではなく、組織としての体制に課題がある可能性が高くなります。
代理店側で担当を引き継いだ経験もありますが、個人のスキル不足が原因の場合は担当者交代で改善します。一方、組織的なリソース不足や体制の問題である場合は、誰が担当しても同じ結果になりがちです。この見極めが、乗り換えの判断を左右すると感じています。
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無料相談はこちらまだ変えるべきではないケース
一方で、以下のような場合は、乗り換えよりも先にやるべきことが残っている可能性があります。
自社側の目的やKPIが曖昧なまま:代理店に何を期待するのかが自社の中で言語化されていない場合、乗り換えても同じ状態が繰り返されます。
市場環境の変化など外部要因が疑われる:季節要因や競合の動きなど、代理店の努力とは関係のない外部要因で数字が悪化している可能性がある場合は、まずその切り分けを行ってください。
担当者の変更をまだ依頼していない:対応の質に不満がある場合、会社ごと変えるより先に、担当者の変更という選択肢を試していないケースもよくあります。
乗り換えても解決しないパターンに注意
代理店の変更には、アカウントの引き継ぎ、新しい担当者への事業説明、初期の学習期間など、相応の手間と時間がかかります。自社側の目的や関わり方が変わらないまま代理店だけを変更すると、この手間をかけても数ヶ月後には同じ不満が再発しかねません。
特に多いのが、「今の代理店に不満はあるが、何が不満なのか具体的に言葉にできていない」まま乗り換え先を探し始めてしまうケースです。この状態で新しい代理店と契約しても、期待していたことが伝わらず、結局同じような提案・レポートが続くことになりがちです。
乗り換えを決める前に、今回紹介した3つのサインに立ち返り、原因が本当に代理店側にあるのかを、あらためて確認しておくことをおすすめします。
変えると決めたら、最初に確認すべきこと
乗り換えを決めた場合は、契約書で解約通知の期限や最低契約期間を確認し、広告アカウントやデータの移管が可能かどうかを早めに確認しておいてください。特にアカウントの権限が代理店側にある場合、移管に時間がかかることがあります。
あわせて、「今の代理店の何に不満があり、新しい代理店に何を期待するのか」を自分たちの言葉で書き出しておくことも重要です。ここが曖昧なまま乗り換え先を探し始めると、比較検討の軸がぶれてしまい、結局似たような代理店を選んでしまうことにもなりかねません。
まとめ
代理店を変えるべきかどうかは、まず自社側に原因がないかを確認したうえで、「関わり方を見直しても変わらない」「理由が説明されない」「担当者を変えても改善しない」の3つのサインに当てはまるかどうかで判断してください。原因を見誤ったまま乗り換えると、同じ問題を繰り返すことになりかねません。
よくある質問
Q3つのサインのうち1つだけ当てはまる場合も、変えるべきですか?
A1つだけであれば、まずは自社の関わり方を見直すところから始めることをおすすめします。3つすべて、あるいは複数に当てはまる場合ほど、乗り換えを検討する段階に近いといえます。
Q担当者だけ変えてもらうことはできますか?
A多くの代理店で対応可能です。会社ごと変えるのは手間もリスクも大きいため、まずは担当者の変更を依頼し、それでも状況が変わらない場合に乗り換えを検討するという順番が現実的です。
Q契約期間の途中でも解約できますか?
A契約内容によります。最低契約期間や解約通知の期限が定められていることが多いため、乗り換えを検討し始めた段階で、早めに契約書を確認しておくことをおすすめします。
Q成果が悪化しているのは、必ず代理店の問題と考えていいですか?
Aそう言い切ることはできません。市場環境の変化や季節要因など、代理店の努力とは関係のない外部要因で数字が悪化することもあります。まずは自社側・外部要因の可能性も含めて確認してください。
Q乗り換え先の代理店を探す前に、何を準備しておけばいいですか?
A今の代理店の何に不満があり、新しい代理店に何を期待するのかを、自分たちの言葉で整理しておくことをおすすめします。ここが曖昧なまま乗り換えると、同じ不満を繰り返す可能性があります。
Q自社だけで「変えるべきかどうか」を判断するのが難しい場合はどうすればいいですか?
A代理店でも制作会社でもない第三者に、現状を一緒に整理してもらうことも選択肢の一つです。事業側の視点で状況を評価してもらうことで、感情的にならずに判断しやすくなります。