複数の候補案(施策A・B・C)から一つを選べないときの決め方

複数の候補案から一つを選ぼうと検討している様子

「広告を強化するか、SEOに力を入れるか、それともSNSを始めるか」——複数の選択肢が並んだとき、どれも一長一短に見えて決められない、という経験はないでしょうか。意思決定フレームワークは数多く存在しますが、専門知識がなくても使えるシンプルな決め方があれば十分です。この記事では、その考え方を紹介します。

この記事のポイント

  • ①評価軸を3つ決める——多すぎると逆に決められなくなる
  • ②候補案を評価軸で採点する——感覚ではなく点数で比較する
  • ③1つに絞ってから検証する——同時に始めて分からなくならないようにする

なぜ複数案があると決められなくなるのか

選択肢が1つしかなければ、「やるかやらないか」の判断で済みます。しかし複数の案が並ぶと、それぞれの良い点・悪い点を比較しながら、頭の中だけで判断しようとしてしまい、堂々巡りになりがちです。比較の軸を明確にせず感覚で選ぼうとすると、決められないまま時間だけが過ぎてしまいます。

シンプルに決めるための3つのステップ

複数の候補案から選べないときは、以下の3つのステップで進めてみてください。

①評価軸を3つ決める

「今の課題との関連性」「必要な予算・工数」「効果が出るまでの期間」など、自社にとって重要な評価軸を3つ程度に絞ってください。軸が多すぎると、かえって判断が複雑になります。

②候補案を評価軸で採点する

各候補案を、決めた評価軸ごとに簡単な点数(高い・普通・低いの3段階など)で評価してください。頭の中だけで比較するのではなく、表にして可視化することで、どの案が総合的に優れているかが見えやすくなります。

③1つに絞ってから検証する

評価が拮抗する場合でも、複数を同時に始めるのではなく、まずは1つに絞って着手してください。同時に始めると、結果的にどの施策が効いたのか分からなくなり、次の判断材料が得られません。

高丸の視点

複数案で迷っているご相談を受けると、話を伺う中で自然と評価軸が見えてくることが多いです。決められない状態の多くは、選択肢が多いことより、比較の軸が定まっていないことが原因だと感じています。

複数の候補案、事業側の視点で一緒に整理しませんか?

無料相談はこちら

より詳細な判断フレームと合わせて使う

この記事のシンプルな決め方に加えて、より体系的に施策の要否を判断したい場合は、「その施策、本当に今やるべき?」を判断するための思考フレームもあわせてご覧ください。

それでも決められない場合

評価軸の設定自体に迷う、あるいは点数付けに自信が持てないという方も少なくありません。そうした場合は、事業目線で複数の候補案を一緒に評価してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。

まとめ

複数の候補案から一つを選べないときは、「評価軸を3つ決める」「候補案を評価軸で採点する」「1つに絞ってから検証する」の3つのステップで進めてみてください。感覚に頼らず、シンプルな比較の仕組みを使うことが決断への近道です。

よくある質問

Q複数の施策を同時に採用してはいけませんか?

A同時に採用すること自体は問題ありませんが、リソースが分散し、どの施策が効いたか分からなくなるリスクがあります。まずは1つに絞って検証する進め方をおすすめします。

Q評価軸はいくつ設定すればいいですか?

A3つ程度が扱いやすい目安です。多すぎると評価が複雑になり、逆に判断しづらくなります。事業にとって特に重要な軸に絞ってください。

Q評価軸で点数が同じになった場合はどうすればいいですか?

Aその場合は、小さく検証できる施策から着手する、あるいは最もリスクが低い施策を優先するという基準を追加してみてください。

Q感覚的に良さそうな案を選んではいけませんか?

A感覚を完全に排除する必要はありませんが、感覚だけで決めると後から根拠を説明できなくなります。評価軸で整理したうえで、最終的な決め手として感覚を加える程度にとどめることをおすすめします。

Q自社だけで決められない場合はどうすればいいですか?

A専門知識がなくても、事業目線で複数の候補案を一緒に評価・整理してくれる第三者に相談する方法もあります。中立的な立場からの意見が、決め手になることもあります。

判断から実行まで、事業側の視点で伴走します。

無料相談はこちら
まずは無料相談