KGI・KPIの定期的な振り返りは重要ですが、「毎月の進捗確認」と「指標自体を作り直すべきタイミング」は、本来別の話です。KGI・KPIの基本的な違いや、月次・週次の振り返りの重要性を解説する情報は多くありますが、「指標そのものが今の事業実態に合っていないと気づいたとき、どう見直すか」という視点はあまり語られていません。この記事では、その考え方を紹介します。
この記事のポイント
- ①未達=指標の問題とは限らない——まず実行面を確認する
- ②KGIから先に見直す——KPIだけ調整しても根本解決にならない
- ③頻繁な変更は避ける——一貫した評価ができなくなる
なぜ「作り直すタイミング」が語られないのか
KGI・KPIに関する情報の多くは、指標の定義や設定方法、月次・週次の振り返りサイクルを解説しています。これらは日常的な運用には役立ちますが、「指標そのものが実態とずれていて、根本的に作り直すべきタイミング」という、より大きな判断についてはあまり触れられていません。
見直すべきタイミングを判断する3つの視点
①未達=指標の問題とは限らない
KPIが未達だからといって、すぐに指標自体を変える必要はありません。まずは施策の実行そのものに問題がないかを確認してください。実行面の改善を尽くしても状況が変わらない場合に、初めて指標自体の妥当性を疑うという順番で考えることをおすすめします。
②KGIから先に見直す
指標を見直す際は、KPI(中間指標)よりも先にKGI(最終目標)を確認してください。KGI自体が事業の実態や経営方針と合っていない場合、いくらKPIを調整しても根本的な解決にはなりません。
③頻繁な変更は避ける
指標を頻繁に変更すると、成果を一貫して評価することが難しくなります。設定し直す際は、変更する理由を明確にしたうえで、一定期間は同じ指標で評価を続ける姿勢を持ってください。
「KPIが未達なので見直したい」というご相談の多くは、実は指標自体ではなく実行面に課題があるケースです。指標を疑う前に、まず「今の指標に対して、実行できることをやり切ったか」を確認することをおすすめしています。
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それでも判断がつかない場合
指標が事業の実態と合っているかどうかの見極めには、事業全体を俯瞰する視点が必要です。自社だけで判断するのが難しい場合は、事業目線で一緒に整理してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。
まとめ
KGI・KPIを設定し直すべきタイミングは、「未達=指標の問題とは限らないという理解」「KGIから先に見直す順序」「頻繁な変更を避ける姿勢」の3つの視点で判断してください。日常的な振り返りと、指標自体の作り直しは別の話だと意識することが重要です。
よくある質問
QKPIを達成できていないだけでも設定し直すべきですか?
A未達だからといって、すぐにKPI自体を変える必要はありません。まずは施策の実行に問題がないかを確認し、それでも改善しない場合にKPI自体の妥当性を疑ってください。
QKGIとKPIのどちらを先に見直すべきですか?
A基本的にはKGI(最終目標)を先に確認してください。KGI自体が事業の実態と合っていない場合、KPIをいくら調整しても根本的な解決にはなりません。
Q指標を頻繁に変えるのは問題ありますか?
A頻繁な変更は、成果の一貫した評価を難しくするため避けるべきです。設定し直す際は、変更の理由を明確にし、一定期間は同じ指標で評価する姿勢が重要です。
Q誰がKGI・KPIの見直しを判断すべきですか?
A現場の担当者だけで判断せず、経営層を含めて確認することをおすすめします。指標の変更は事業の方針そのものに関わるためです。
Q見直しの判断を自社だけで行うのが難しい場合はどうすればいいですか?
A指標が事業の実態と合っているかどうかの見極めには、事業全体を俯瞰する視点が必要です。事業目線で一緒に整理してくれる第三者に相談する方法もあります。