代理店から提案書を受け取ったとき、「なんとなく、どこの会社にも当てはまりそうな内容だな」と感じたことはないでしょうか。提案書の書き方やテンプレートを解説する情報は多くありますが、それは代理店側が「どう作るか」の視点であり、受け取る事業側が「この提案は自社向けか」を見極める視点はほとんど語られていません。この記事では、その見極め方を紹介します。
この記事のポイント
- ①数字が分析に反映されているか確認する——埋め込まれているだけでは不十分
- ②他社事例が自社にどう当てはまるか説明されているか見る——事例紹介だけで終わっていないか
- ③具体的な質問への回答で判断する——抽象的な答えしか返らない場合は要注意
なぜ「一般論」に気づきにくいのか
提案書は見た目が整っていると、それだけで「しっかり検討してくれている」と感じやすいものです。しかし、デザインやフォーマットが整っていることと、中身が自社向けにカスタマイズされていることは、別の問題です。特に初めて代理店の提案を受ける場合、比較対象がないため、一般論だけの提案書に気づきにくくなります。
一般論かどうかを見極める3つの視点
①数字が分析に反映されているか確認する
自社の売上やアクセス数などの数字が提案書に記載されていても、それが分析や提案の根拠として使われているかを確認してください。単に数字が埋め込まれているだけで、提案内容自体はどの会社にも当てはまるような一般論のままというケースもあります。
②他社事例が自社にどう当てはまるか説明されているか見る
他社の成功事例は参考になりますが、それが自社のどんな状況に当てはまるのか、なぜ自社にも有効だと考えられるのかの説明が伴っているか確認してください。事例の紹介だけで終わっている場合、自社向けの分析が不足している可能性があります。
③具体的な質問への回答で判断する
提案内容について具体的な質問を投げかけたときに、自社の状況を踏まえた回答が返ってくるか、それとも一般論的な答えに終始するかで、提案の質を見極めることができます。質問を重ねても抽象的な回答しか返ってこない場合は、自社の状況を十分に理解できていない可能性があります。
提案書のセカンドオピニオンをご依頼いただく際、「言われてみれば、どこの会社への提案でも成立しそうな内容だった」と気づかれる方が少なくありません。デザインの整った資料ほど、中身を見落としがちです。数字や事例が"自社の話"として語られているかどうかを、意識して確認してみてください。
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それでも判断がつかない場合
提案書が自社向けにカスタマイズされているかどうかの見極めには経験が必要です。自社だけで判断するのが難しい場合は、事業目線で一緒に確認してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。
まとめ
代理店の提案書が一般論かどうかは、「数字が分析に反映されているか」「他社事例が自社に当てはまる説明があるか」「具体的な質問への回答の質」の3つで見極めてください。見た目の整い方に惑わされず、中身を確認する姿勢が重要です。
よくある質問
Q提案書に自社の数字が入っていれば、それだけで安心していいですか?
A数字が入っていても、その数字がどう分析の根拠になっているかまで確認してください。単に埋め込まれているだけで、分析や考察に反映されていないケースもあります。
Qテンプレート的な提案書は、必ずしも悪いのですか?
Aテンプレート自体が悪いわけではありません。土台がテンプレートでも、自社の状況に合わせた分析や提案が盛り込まれていれば問題ありません。中身が伴っているかどうかで判断してください。
Q「他社事例」ばかりが並ぶ提案書はどう見ればいいですか?
A他社事例自体は参考になりますが、それが自社にどう当てはまるのかの説明が伴っているか確認してください。事例の紹介だけで終わっている場合は要注意です。
Q質問しても一般論的な答えしか返ってこない場合はどうすればいいですか?
A具体的な質問を重ねても抽象的な回答しか返ってこない場合、自社の状況を十分に理解できていない可能性があります。他の代理店との比較や、セカンドオピニオンを検討してもよいタイミングです。
Q提案書の質を自社だけで判断するのが難しい場合はどうすればいいですか?
A提案書が自社向けにカスタマイズされているかどうかの見極めには経験が必要です。事業目線で一緒に確認してくれる第三者に相談する方法もあります。