複数媒体(リスティング・SNS広告・ディスプレイ)を内製化する場合、どこから優先すべきか

複数の広告媒体を内製化する優先順位を検討する様子

リスティング広告・SNS広告・ディスプレイ広告と、複数の媒体を運用している会社が内製化を検討する際、「どの媒体から着手すべきか」で迷うことがあります。内製化の進め方を解説する情報は多くありますが、「媒体ごとの特性を踏まえた優先順位」という切り口はあまり語られていません。この記事では、その考え方を紹介します。

この記事のポイント

  • ①媒体ごとに必要なスキルとリソースが異なる——一律の優先順位はない
  • ②SNS広告はクリエイティブ制作の負担を考慮する——継続的な制作体制が必要になりやすい
  • ③広告費の大きさだけで優先順位を決めない——リスクの小さい媒体から経験を積む選択肢もある

なぜ媒体によって内製化のしやすさが異なるのか

リスティング・SNS広告・ディスプレイ広告は、それぞれ運用に必要なスキルやリソースが異なります。管理画面の操作の複雑さ、クリエイティブ制作の必要性、ターゲティング設計の難易度が媒体ごとに違うため、すべてを同じ優先順位で扱うことはできません。

優先順位を判断する3つの視点

①媒体ごとに必要なスキルとリソースが異なる

リスティング広告は検索キーワードに基づく運用が中心で、比較的内製化しやすい傾向がある一方、ディスプレイ広告はターゲティングや配信面の設計が複雑になりやすい傾向があります。自社の運用経験と照らし合わせて、どの媒体から着手すべきかを検討してください。

②SNS広告はクリエイティブ制作の負担を考慮する

SNS広告は、継続的に新しいクリエイティブを制作し続ける必要があり、運用の負担が他の媒体より大きくなりがちです。社内にクリエイティブ制作の体制が整っているかどうかも、優先順位を判断する材料に加えてください。

③広告費の大きさだけで優先順位を決めない

広告費が一番大きい媒体から内製化したくなりますが、その媒体はミスが起きたときの影響も大きくなります。まずは広告費が比較的小さく、リスクの小さい媒体で内製化の経験を積み、社内の運用力を確かめてから主力媒体に進む方法も検討してください。

高丸の視点

複数媒体の広告設計に携わってきた経験から言うと、SNS広告の内製化でつまずく会社の多くは、運用ノウハウより先にクリエイティブ制作の継続力で行き詰まっています。媒体特性ごとに必要な体制が違うことを、着手前に理解しておくことが重要です。

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どの媒体から着手すべきかの基本的な判断軸もあわせて確認する

内製化の着手順そのものの基本的な考え方は、広告運用の内製化、始めるならどの媒体から着手すべきかもあわせてご覧ください。この記事は、その中でもリスティング・SNS広告・ディスプレイという具体的な媒体特性に踏み込んで整理しています。

それでも判断がつかない場合

媒体ごとの特性と自社の広告費配分を踏まえた優先順位の判断には、複数媒体の運用を見てきた第三者の視点が役立ちます。自社だけで判断するのが難しい場合は、事業目線で一緒に整理してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。

まとめ

リスティング・SNS広告・ディスプレイを内製化する場合の優先順位は、「媒体ごとのスキル・リソースの違い」「SNS広告のクリエイティブ負担」「広告費の大きさだけで決めない」の3つの視点で判断してください。媒体特性を踏まえた優先順位づけが、内製化の成否を左右します。

よくある質問

Qリスティング広告が最も内製化しやすい媒体ですか?

A傾向としては内製化しやすい媒体の一つとされていますが、自社のキーワード設計の複雑さによって難易度は変わります。一律にリスティングから始めるべきとは限りません。

QSNS広告はクリエイティブ制作の負担が大きいですか?

A傾向として、SNS広告は継続的なクリエイティブ制作が必要になりやすく、運用の負担が大きくなりがちです。クリエイティブ制作体制が整っているかを事前に確認してください。

Qディスプレイ広告は内製化に向いていませんか?

A向いていないとは限りませんが、ターゲティングや配信面の設計がリスティングより複雑になりやすいため、運用経験が浅い段階では優先度を下げる会社が多くあります。

Q広告費が一番大きい媒体から内製化すべきですか?

A必ずしもそうとは限りません。広告費が大きい媒体はミスの影響も大きいため、まずは比較的リスクの小さい媒体で内製化の経験を積む方法も検討してください。

Q複数媒体の内製化優先順位を自社だけで判断するのが難しい場合はどうすればいいですか?

A媒体ごとの特性と自社の広告費配分を踏まえた判断には第三者の視点が役立ちます。事業目線で一緒に整理してくれるパートナーに相談する方法もあります。

判断から実行まで、事業側の視点で伴走します。

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