複数の拠点・事業部でWeb施策がバラバラなとき、統一すべきか判断する視点

複数拠点のデータを見ながら統一すべきか検討する様子

複数の拠点や事業部を持つ会社では、それぞれが独自に広告を出稿したり、別々の代理店に依頼したりして、気づけばWeb施策が統一感のないまま運用されていることがあります。「これはこのままでいいのか」「統一したほうがいいのか」と感じつつも、判断の基準が分からないという声をよく聞きます。この記事では、統一すべきかどうかを判断する視点を紹介します。

この記事のポイント

  • ①実害が出ているかを確認する——バラバラなこと自体より、実際の弊害を基準にする
  • ②統一すべき部分と裁量を残す部分を分ける——全部を統一する必要はない
  • ③混乱が大きい部分から着手する——一度に全体を整理しようとしない

なぜ「バラバラ」だけでは問題とは言えないのか

複数の拠点や事業部でWeb施策が異なっていること自体は、必ずしも問題ではありません。地域特性や顧客層の違いに応じて、それぞれが工夫した結果である場合もあります。重要なのは、バラバラであることそのものではなく、それによって重複コストやブランドイメージの矛盾など、実際の弊害が生じているかどうかです。

統一すべきかを判断する3つの視点

複数拠点・事業部のWeb施策を見直すときは、以下の3つの視点で確認してみてください。

①実害が出ているかを確認する

同じ層に向けて重複した広告費がかかっていないか、拠点ごとに発信内容が矛盾していないかなど、具体的な弊害を洗い出してください。弊害が見当たらない場合は、無理に統一を急ぐ必要はありません。

②統一すべき部分と裁量を残す部分を分ける

ブランドイメージやロゴの使い方など、対外的な統一感が重要な部分と、地域特性に応じた工夫を残したほうがいい部分を切り分けてください。すべてを本部主導にする必要はなく、統一する範囲を絞ることで、各拠点の抵抗感も抑えられます。

③混乱が大きい部分から着手する

統一を決めた場合も、いきなり全体を一度に整理しようとせず、最も混乱や重複コストが大きい部分から着手してください。優先度をつけて段階的に進めることで、現場への負担を抑えながら整理できます。

高丸の視点

「統一すべきか」というご相談を受けると、多くの場合、話を伺ってみると"統一したい"のではなく"今の重複コストを何とかしたい"というのが本質的な悩みであることが多いです。目的を明確にすると、統一の範囲もおのずと絞られていきます。

複数拠点のWeb施策、事業側の視点で一緒に整理しませんか?

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複数代理店がバラバラに動いている場合と合わせて考える

拠点や事業部ごとに異なる代理店に依頼している場合は、代理店側の連携不足も課題になりやすくなります。複数の代理店がバラバラに動いている状況の整理については、複数の代理店(広告・SEO・制作)がバラバラに動いていて困っていませんか?もあわせてご覧ください。

それでも判断がつかない場合

組織構造を踏まえた統一の判断は、自社だけでは難しいと感じる方も少なくありません。そうした場合は、事業目線で統一の要否を一緒に整理してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。

まとめ

複数の拠点・事業部でWeb施策がバラバラなときは、「実害が出ているか」「統一すべき部分と裁量を残す部分」「混乱が大きい部分から着手する」の3つで判断してみてください。バラバラであること自体を問題視せず、実際の弊害を基準に検討することが重要です。

よくある質問

Q統一すれば必ずコストは下がりますか?

A下がる傾向はありますが、必ずとは限りません。統一の初期調整には一定のコストがかかるため、長期的なコスト削減効果と、統一にかかる負担を比較して判断してください。

Q各拠点の裁量をなくすことに抵抗があります。

Aすべてを本部主導にする必要はありません。ブランドイメージなど統一すべき部分と、地域特性に応じて裁量を残す部分を切り分けることで、抵抗感を抑えながら整理できます。

Q統一する場合、どこから着手すればいいですか?

A最も混乱が大きい部分(重複する広告出稿や矛盾する情報発信など)から着手することをおすすめします。全体を一度に統一しようとせず、優先度の高い部分から進めてください。

Q統一しないという判断もありですか?

Aありえます。拠点ごとの特性が事業の強みになっている場合、無理に統一する必要はありません。バラバラであること自体が問題なのではなく、それによって実害が出ているかどうかで判断してください。

Q自社だけで判断するのが難しい場合はどうすればいいですか?

A専門知識がなくても、事業目線で統一の要否を一緒に整理してくれる第三者に相談する方法もあります。組織構造を踏まえた客観的な判断ができる相手を持つことが重要です。

判断から実行まで、事業側の視点で伴走します。

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