Web担当が兼務のまま何年も続いている会社が、そろそろ見直すべきこと

ホワイトボードでWeb集客の全体像を整理しながら説明する様子

「うちはずっとこのやり方でやってきたので」——Web担当が兼務のまま、気づけば3年、5年と続いている会社は少なくありません。大きなトラブルが起きていないと、あえて見直す理由も見つからず、そのまま現状維持が続いてしまいます。しかし、"問題が起きていない"ことと、"問題がない"ことは同じではありません。この記事では、兼務が長期化している会社が、そろそろ見直すべきポイントを整理します。

この記事のポイント

  • ①業務が担当者の頭の中にしかないか——マニュアル化されず、属人化が進行していないか
  • ②担当者の負担が年々増えていないか——業務量は変わらないつもりでも、実は積み上がっている
  • ③「代わりがいない」状態が続いていないか——退職・休職時のリスクを見て見ぬふりしていないか

なぜ「今のところ大丈夫」が危険なのか

兼務状態が長く続く会社の多くは、「今のところ回っているから大丈夫」と考えています。しかし、これは担当者個人の頑張りによって表面化していないだけであることが多く、その担当者が異動・退職・体調不良などで離れた瞬間に、一気に業務が止まってしまうリスクを抱えています。長く続いているからこそ、慣れによって問題が見えにくくなっている、という点に注意が必要です。

そろそろ見直すべき3つのポイント

兼務状態が長期化している場合、以下の3つを確認してみてください。

①業務が担当者の頭の中にしかないか

広告運用のログイン情報、代理店とのこれまでのやり取り、過去に試して効果がなかった施策——こうした情報が、担当者本人の記憶やメールの中にしか残っていない状態になっていないかを確認してください。最低限の引き継ぎメモがあるだけでも、万が一のときの影響を大きく減らせます。

②担当者の負担が年々増えていないか

事業の成長にともなって、Web集客に関わる業務量は少しずつ増えていくものです。兼務を始めた当初と今とで、業務量を比較したことがあるでしょうか。「本業に支障が出ている」「休日にも対応している」といった状態が常態化している場合、負担は既に限界に近づいている可能性があります。

③「代わりがいない」状態が続いていないか

その担当者が長期間休んだ場合、誰が代わりに対応できるかを具体的にイメージしてみてください。「特にいない」という答えが浮かぶ場合は、事業として看過できないリスクを抱えている状態です。今何も起きていないからこそ、対応を検討する余裕があるタイミングだと捉えてください。

高丸の視点

長く兼務を続けてきた方ほど、「自分がいなくなると回らない」という状況に、ある種の誇りを感じていることがあります。その気持ちは理解しつつも、事業としては属人化そのものがリスクだという視点を、経営側が持っておく必要があると感じています。

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見直しは「業務の棚卸し」から始める

いきなり体制を変える必要はありません。まずは、今の兼務担当者がどんな業務を、どのくらいの頻度で行っているかを一覧にする「棚卸し」から始めてください。全体像が見えるだけで、外注できる部分、マニュアル化すべき部分、新たな担当者が必要な部分が整理しやすくなります。兼務による悩み全般の整理については、兼務でWeb担当をしている人が抱えがちな悩みとその解決策もあわせてご覧ください。

それでも見直しに踏み出せない場合

長く続いた状態を変えることに、心理的なハードルを感じる方も少なくありません。そうした場合は、事業目線で現状を一緒に棚卸しし、今後の選択肢を整理してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、現実的な一歩になります。

まとめ

Web担当の兼務が何年も続いている会社は、「業務が担当者の頭の中にしかないか」「負担が年々増えていないか」「代わりがいない状態が続いていないか」の3つを確認してみてください。問題が起きていない今だからこそ、落ち着いて見直しに着手できるタイミングです。

よくある質問

Q兼務でも特に問題が起きていない場合も見直すべきですか?

A問題が表面化していないだけで、担当者に依存した状態が続いていることが多くあります。今問題がないうちに見直しておくほうが、トラブルが起きてから対応するより負担が少なく済みます。

Q兼務歴が長い担当者に、今さら引き継ぎの相談をしても大丈夫でしょうか?

A問題ありません。むしろ長く続けてきた担当者ほど、負担や不安を感じていることが多く、見直しの相談を歓迎されるケースも少なくありません。

Q見直しといっても、何から手をつければいいか分かりません。

Aまずは、今の兼務担当者が抱えている業務を一覧化することから始めてください。全体像が見えるだけでも、どこから手をつけるべきかが見えてきます。

Q専任のWeb担当を新たに採用するのが正解ですか?

A採用が唯一の答えではありません。外部の担当者に一部を任せる、業務を整理して負担を減らすなど、選択肢は複数あります。まずは現状を整理したうえで、自社に合う方法を選ぶことが重要です。

Q見直しを自社だけで進めるのが難しい場合はどうすればいいですか?

A専門知識がなくても、事業目線で現状を一緒に整理し、今後の選択肢を示してくれる第三者に相談する方法もあります。長く続いた兼務状態ほど、外部の視点が整理の助けになります。

判断から実行まで、事業側の視点で伴走します。

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