求人媒体だけではなかなか応募が集まらない——そんな悩みから、「採用サイトを作るべきか」「採用オウンドメディアを始めるべきか」を検討する中小企業が増えています。しかし、検索すると出てくる情報の多くは「作り方」や「成功事例」ばかりで、そもそも自社に必要かどうかを判断する視点は多くありません。この記事では、その判断軸を紹介します。
この記事のポイント
- ①採用がうまくいかない原因を特定する——媒体の訴求内容の問題か、そもそも情報が足りないのか
- ②更新を続けられる体制があるか——作って終わりでは効果が出ない
- ③導線まで含めて検討する——作るだけでは見てもらえない
なぜ「作るべきか」の判断が抜け落ちやすいのか
採用サイトや採用オウンドメディアの情報は、制作会社や人材系メディアが発信することが多く、「作り方」や「成功事例」が中心になりがちです。作ることが前提で語られる情報が多いため、そもそも自社に必要かどうかを一度立ち止まって考える視点が抜け落ちやすくなっています。
必要性を判断する3つの視点
採用サイトや採用オウンドメディアを検討するときは、以下の3つを確認してみてください。
①採用がうまくいかない原因を特定する
応募が集まらない原因が、求人媒体での訴求内容の問題なのか、それとも会社の魅力や働きがいを伝える情報自体が不足しているのかを確認してください。前者であれば、求人媒体の内容を見直すだけで改善する可能性があり、必ずしも新たなサイトが必要とは限りません。
②更新を続けられる体制があるか
採用サイトやオウンドメディアは、作って終わりではなく、継続的な情報発信が求められます。誰が、どのくらいの頻度で更新できるかを具体的にイメージし、継続できる見込みがない場合は、規模を抑えた形での着手を検討してください。
③導線まで含めて検討する
採用サイトを作っても、求職者がそこにたどり着く導線がなければ効果は出ません。求人媒体からのリンク、SNSでの発信、社員紹介など、どうやって見てもらうかまで含めて計画を立ててください。
「採用サイトを作りたい」というご相談を受けると、まず伺うのは「今、応募が集まらない理由は何だと思いますか」という質問です。原因を特定しないまま作り始めると、期待した効果が出ず、結局放置されてしまうケースを何度も見てきました。
採用サイトの必要性、事業側の視点で一緒に判断しませんか?
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採用サイトの検討は、Webマーケティング人材そのものの採用が難しいという課題と表裏一体であることもあります。マーケティング人材の採用が難しい中小企業の選択肢については、インハウスマーケターを採用できない中小企業が検討すべき現実的な選択肢もあわせてご覧ください。
それでも判断がつかない場合
採用施策と他のWeb集客施策との優先順位を、自社だけで判断するのが難しいという方も少なくありません。そうした場合は、事業目線で必要性を一緒に整理してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。
まとめ
採用サイト・採用オウンドメディアが必要かどうかは、「採用がうまくいかない原因の特定」「更新を続けられる体制」「導線まで含めた検討」の3つで判断してみてください。作ることが目的にならないよう、必要性から確認することが重要です。
よくある質問
Q求人媒体だけでは採用できない場合、必ず採用サイトが必要ですか?
A必ずしも必要とは限りません。求人媒体での訴求内容を見直すだけで改善する場合もあります。まずは何が原因で採用がうまくいっていないかを確認してから判断してください。
Q採用サイトと採用オウンドメディアは何が違いますか?
A採用サイトは応募を検討している顕在層向けの情報発信、採用オウンドメディアは転職を考えていない潜在層も含めた認知・理解の促進を目的とする傾向があります。目的に応じて使い分けを検討してください。
Q採用サイトを作れば、応募数は増えますか?
A作るだけでは増えません。求職者に見てもらうための導線(求人媒体からのリンクやSNSでの発信など)と組み合わせて初めて効果が出ます。作ることが目的にならないよう注意してください。
Q更新を続ける体制がない場合はどうすればいいですか?
A継続できる見込みがない場合は、まずは簡易的な採用ページから始めるなど、規模を抑えた形での着手を検討してください。中途半端な運用は、放置された印象を与えてしまうことがあります。
Q自社だけで必要性を判断するのが難しい場合はどうすればいいですか?
A専門知識がなくても、事業目線で採用施策の必要性を一緒に整理してくれる第三者に相談する方法もあります。Web集客全体との優先順位を踏まえて判断できる相手を持つことが重要です。