SNS運用を代理店に任せている会社の中には、「コストを抑えたい」「もっと自社らしさを出したい」という理由で、インハウス(内製)に戻すことを検討するケースが増えています。インハウス化の進め方を解説する情報は多くありますが、「そもそも今、切り替えるべきタイミングなのか」という判断軸はあまり語られていません。この記事では、その考え方を紹介します。
この記事のポイント
- ①コスト削減だけを理由にしない——人的リソースとノウハウの有無も含めて判断する
- ②いきなり完全内製化しなくてもよい——ハイブリッド型から段階的に移行する方法もある
- ③運用に充てられる時間を事前に見積もる——兼務での片手間運用は失敗しやすい
なぜ判断軸が語られないのか
SNS運用のインハウス化に関する情報の多くは、「どう進めるか」という手順やステップに焦点を当てています。しかし、「自社が今、インハウス化に踏み切るべき状況にあるかどうか」という手前の判断は、あまり整理されていません。
インハウス化を判断する3つの視点
①コスト削減だけを理由にしない
SNS運用代行の費用と、インハウス化した場合の人件費を比較すると、コスト面ではインハウス化が有利に見えることが多くあります。しかし、コスト削減だけを理由にすると、社内にノウハウが不足したまま運用を任せてしまい、品質が落ちるリスクがあります。人的リソースとノウハウの有無を含めて判断してください。
②いきなり完全内製化しなくてもよい
戦略設計は自社で行い、投稿の制作の一部は引き続き外注するといった、ハイブリッド型から始める方法もあります。いきなり完全にインハウス化するのではなく、段階的に内製化の範囲を広げることで、品質低下のリスクを抑えながらノウハウを蓄積できます。
③運用に充てられる時間を事前に見積もる
日々の業務と兼務でSNS運用を任せてしまい、片手間になって更新が滞るというのは、よくある失敗パターンです。インハウス化を検討する前に、担当者が実際にどれだけの時間を運用に充てられるかを見積もっておくことをおすすめします。
「コストを抑えたくてインハウス化したが、結局更新が止まってしまった」というご相談をいただくことがあります。多くの場合、運用に充てられる時間の見積もりが甘かったことが原因です。まずは今の代理店にかかっている工数を可視化するところから始めることをおすすめしています。
インハウス化のタイミング、一緒に見極めませんか?
無料相談はこちらSNS運用代行の効果判断もあわせて確認する
そもそも今のSNS運用代行の効果をどう判断すべきかについては、SNS運用代行の効果、何を見て判断すればいい?もあわせてご覧ください。
それでも判断がつかない場合
人的リソースの見積もりや段階的な移行計画の設計には、事業目線で俯瞰する視点が必要です。自社だけで判断するのが難しい場合は、事業目線で一緒に整理してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。
まとめ
SNS運用をインハウスに戻すべきかどうかは、「コスト削減だけを理由にしない」「段階的な移行を検討する」「運用に充てられる時間の事前見積もり」の3つの視点で判断してください。進め方の手順よりも先に、切り替えるべきタイミングかどうかを見極めることが重要です。
よくある質問
Qコストを下げたいだけならインハウス化すべきですか?
Aコスト削減だけを理由にすると、ノウハウ不足で品質が落ちるリスクがあります。人的リソースとノウハウの有無を含めて判断してください。
Q完全にインハウス化するしかないのですか?
Aいきなり完全内製化する必要はありません。戦略は自社、制作の一部は外注といったハイブリッド型から始め、段階的に内製化の範囲を広げる方法もあります。
Q代理店に不満がなくてもインハウス化を検討していいですか?
A問題ありません。不満の有無に関わらず、自社のリアルな情報を発信したい、社内にノウハウを蓄積したいといった前向きな理由でインハウス化を検討するケースもあります。
Qインハウス化に失敗する典型的なパターンはありますか?
A日々の業務と兼務で運用を任せてしまい、片手間になって更新が滞るパターンがよくあります。運用に充てられる時間を事前に見積もっておくことをおすすめします。
Qこの判断を自社だけで行うのが難しい場合はどうすればいいですか?
A人的リソースの見積もりや段階的な移行計画の設計には、事業目線で俯瞰する視点が必要です。事業目線で一緒に整理してくれる第三者に相談する方法もあります。