Web担当者の人事評価を、CPAやCVRといった広告の数字だけで決めている会社は少なくありません。一般的な人事評価の考え方を解説する情報は多くありますが、「Web担当者特有の評価の落とし穴」についてはあまり語られていません。この記事では、その考え方を紹介します。
この記事のポイント
- ①広告の数字は本人の努力以外の要因にも左右される——数字だけで評価を決めない
- ②プロセス面の評価項目を加える——提案力や判断の速さも重要な要素
- ③実務を理解した上で評価制度を設計する——数字だけの評価は実態と乖離しやすい
なぜ数字だけの評価は問題になりやすいのか
CPAやCVRといった広告の数字は分かりやすい評価指標に見えますが、実際には市場環境の変化、予算配分の決定権、代理店の運用品質など、本人の努力だけでは動かせない要因にも大きく左右されます。数字だけで評価すると、本人の実力とは異なる評価になってしまうことがあります。
評価を見直す3つの視点
①広告の数字は本人の努力以外の要因にも左右される
広告費の増減や競合環境の変化など、本人の裁量が及ばない要因によって数字が動くことがあります。数字を評価指標として使うこと自体は問題ありませんが、それだけで評価を決めるのではなく、背景にある要因も踏まえて評価してください。
②プロセス面の評価項目を加える
施策の提案力、代理店との連携の質、判断の速さや的確さといった、数字には表れにくいプロセス面の評価項目を加えることをおすすめします。結果だけでなく、そこに至るまでの取り組み方も評価対象にすることで、より公平な評価に近づきます。
③実務を理解した上で評価制度を設計する
人事担当者だけで評価制度を設計すると、実務の実態と乖離した基準になりやすくなります。Web集客の実務を理解している人も交えて評価項目を設計することで、より実態に即した評価制度を作ることができます。
広告の数字と事業側の実数値を合わせて見てきた経験から言うと、数字だけで評価される担当者は、短期的な数字改善だけに意識が向きがちになり、中長期的な事業成長への貢献が評価されにくくなります。評価制度の設計は、担当者の行動そのものに影響を与えます。
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広告の数字だけで判断することの限界については、CPAは改善したのに売上が伸びない、その時に見るべき数字もあわせてご覧ください。評価制度の見直しと同様に、数字だけを追うことの落とし穴を扱っています。
それでも判断がつかない場合
何を評価項目に加えるべきかの整理には、実務と評価の両方を理解した第三者の視点が役立ちます。自社だけで判断するのが難しい場合は、事業目線で一緒に整理してくれる第三者(事業側のWeb担当)に相談することも、有効な選択肢のひとつです。
まとめ
Web担当者の評価は、「数字が本人の努力以外にも左右される点」「プロセス面の評価項目」「実務を理解した評価制度設計」の3つの視点で見直してください。数字だけに頼らない評価が、担当者の中長期的な成長と事業への貢献を引き出します。
よくある質問
QCPAやCVRを評価指標に使ってはいけませんか?
A使うこと自体は問題ありません。ただし、これらの数字は市場環境や予算配分など本人の努力以外の要因にも左右されるため、数字だけで評価を決めないことが重要です。
Q数字以外にどんな評価項目を加えればいいですか?
A施策の提案力、代理店との連携の質、判断の速さや的確さといった、数字に表れにくいプロセス面の評価項目を加えることをおすすめします。
Q広告費が減った場合、評価も下がってしまいますか?
A評価制度によります。広告費の増減が本人の裁量外で決まっている場合、その影響を評価にそのまま反映すると不公平になるため、評価項目の設計時に配慮が必要です。
Q評価制度は誰が設計すべきですか?
A人事担当者だけでなく、Web集客の実務を理解している人も交えて設計することをおすすめします。実務を知らないまま数字だけの評価制度を作ると、実態と乖離しやすくなります。
Q評価制度の見直しを自社だけで行うのが難しい場合はどうすればいいですか?
A何を評価項目に加えるべきかの整理には、実務と評価の両方を理解した第三者の視点が役立ちます。事業目線で一緒に整理してくれるパートナーに相談する方法もあります。